2020年7月19日日曜日

雨の日が多いですが、皆様お元気でしょうか?

さて、最近大きな問題は感じられないが、姿勢が崩れてしまっている方が多くみられます。

下記の事に、思い当たる方
・立っている状態で、膝がしっかり伸ばせていない感じがする。
・立っている状態で、お腹に力が入れづらい。
・立っている状態や座っている状態で、背中が丸まっている感じがする。
・立っている状態や座っている状態で、胸が落ちてしまっている感じがして、呼吸がしづらい。
・寝ている状態から起き上がるときに、うまく身体が起こせない。(腹筋運動がしづらい)

これらが当てはまる方は、大腰筋やハムストリングという筋肉が弱くなっている・硬くなっている可能性があります。
この筋肉は、身体をまっすぐに起こすのに欠かせない筋肉です。

考えられる事は、雨が続いてあまり歩いていない。
座っている時間が長くなってしまっている。
所謂運動不足というやつです。
ですから、弱っている・硬くなっている筋肉を刺激して、きちんと働かせる事により、問題が軽減されます。

筋肉の働きと運動の仕方

大腰筋は腰椎(背骨の腰の部分です)の横から生えており、お腹の下をくぐって骨盤の内側を沿うようにして、股関節の内側にとまります。
いくつかの働きをする筋肉ですが、太ももを持ち上げたり(階段を登るときなど)仰向けに寝ている状態から身体を起こす時に使われます。
今回は足上げ腹筋で刺激をいれます。
平らな床に、仰向けで寝て、足は腰幅程度に開きます。
握りこぶしが入る程度に膝をまげます。
その角度をキープしながら、勢いをつけずにかかとを床から持ち上げていきます。
太ももの角度が45度くらいまで持ち上げたら、ゆっくりと足を下ろしていきます。
かかとが床に着くすれすれまで下ろしたら、また持ち上げていきます。
持ち上げる時は息を吐き、下ろす時に息をすいます。
この動作を15回くらい繰り返します。
この時に、腰や背中が痛むときは、無理をしてはいけません。
このやり方で15回出来ない方は、1回1回かかとを床につけてもかまいません。

ハムストリングは、太ももの後側の筋肉の総称です。
骨盤の坐骨(座っている時に座面に当たる骨です)から生えており、そのまま太ももの骨に沿いながらすねの骨の両脇にとまります。
歩く時や走る時に、前においてある足を身体の後ろに持っていく働きがあります。
膝を曲げる筋肉でもあります。
今回はヒップリフトで刺激をいれます。
平らな床に、仰向けで寝て、足は腰幅程度に開きます。
膝を90度くらいに曲げてたてます。
勢いをつけずに、お尻を床から持ち上げていきます。
太ももからお腹、胸や鎖骨まで一直線になるまで持ち上げていきます。
できたらその状態を数秒キープして、ゆっくりと下ろしていきます。
お尻が床に着くすれすれまで下ろしたら、また持ち上げていきます。
持ち上げる時は息を吐き、下ろす時に息をすいます。
この動作を15回くらい繰り返します。
この時に、腰や背中が痛むときは、無理をしてはいけません。
このやり方で15回出来ない方は、1回1回お尻を床につけてもかまいません。

これらの運動は、出来たら15回*3SET、インターバルは1分程度でしょうか。
1日やったら2日お休みです。
一番大事なことは、無理をしないことです。
その次に、正しいやり方でやること。
その後に回数やSETになります。

運動することにより、筋肉の弾力や強さが戻れば、正しい姿勢をする事が出来ます。
すべての人に当てはまるわけではありませんが、思い当たる方は試してみてください。

書いてみたら、凄く長文になってしまいました!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

2020年4月13日月曜日

20代 女性 ダンサー

子供の頃からダンスをされていた患者さん。
1ヶ月前から左股関節の違和感と、左顎関節の痛み。
以前にダンスのリフト(パートナーが身体を持ち上げる)で転倒してしまい、左頚椎を痛めてしまったようです。
今は職業ダンサーですが、コロナウイルスによる自粛で、家で座ることが増えたそうです。
全体的な可動域は広いのですが、前屈後屈のバランスが悪いようです。
左股関節の外方があり、骨盤も左側の開きがあり、肋骨の下垂も左側にありました。
バランスの崩れた状態でも、ダンスのトレーニングで一定の可動域があるため、だましだましの状態だったようです。
このケースの方は、まずはバランスを整えてしまうことが重要です。
2回の施術で立位での違和感はなくなったそうです。
顎関節は最初から比べると2割程度の痛みになったそうです。


2020年4月10日金曜日

政府及び東京都の自粛要請を踏まえ、当院の業種は休業要請の対象外と判断いたしました。
最大限の感染防止策を施した上で、必要としている方を対象に営業することにしました。

皆様におかれましても、大変不自由な思いをされていると思います。
テレワークや自粛による運動不足やストレスで、身体のさまざまな部位に不調を感じている事でしょう。

ウイルスに打ち勝つためにも、健康維持は必須です。

当院の施術の目指すところは、不調や不便の無い身体作りです。
正しい身体を作り上げ、循環を促し、免疫ややる気の向上に役立てると思っております。

不安に思うことがあれば、何時でもご相談してください。


当院及び施術者の対策

マスクを着用して施術します。
ドアノブやスリッパなど、手の触れる箇所の消毒。
空気清浄機、扇風機を稼働させ、入り口の開放等、換気をこころがけます。
一度のご予約はお一人まで。
予約と予約の間をあけ、来院されてる方が重ならないようにしています。
タオルや施術着などは1人毎に交換。
定期的な検温(私の平熱は37℃±0.2℃で、1年を通してこれは変わりません)

また、以下に該当する方はご利用をご遠慮ください。

発熱や咳のある方。
体調不良や睡眠不足の方。
最近回外渡航暦のある方。

来院してよいか迷いの方は、どうかご相談してください。
お役に立てる情報や、状況に応じての変更は、
https://twitter.com/ekimaeseitai
にて随時更新いたします。

大変厳しい状況ですが、皆様の心身の健康が保たれること、一刻も早く、問題の収束する事を心から願います。

保谷駅前整体院  
院長宮崎伸宜

2020年3月21日土曜日

40代 男性 大工

2~3週間前から左右の前腕にだるさとシビレ。
手を握る時にこわばりを感じていたそうです。
3年前に、2階から落ちて左踵骨粉砕骨折をしてしまい、治るのに2ヵ月半かかり、その後も足が引っかかったりするとビーンと響いて辛かったそうです。
左右の踵をみてみると、外果内果(外くるぶし内くるぶし)から足底までの長さが明らかに違っていました。
左足首や足根骨の動きはかなり悪い状態。
骨盤のバランスも崩れており、背中も丸まりがちの姿勢。

時期的なものを考えると、一日おきに5度前後の温度差が出ていた時で、負担や疲労が身体のバランスを崩して、症状が出始めたと思われます。
骨盤を整えた時点で、シビレやこわばりは少なくなりましたが、左の足首の動きをつけなければ、根本的な解決につながらないと考えます。

2回目の施術は、こちらの予約状況の問題で少し間が開いてしまいました。
だるさとシビレの範囲は狭まりましたが、前回術後よりも状態が戻ってしまいました。

3回目は理想的な間隔で施術できました。
状態は最初の半分程度で、範囲がせばまり、来院時にはシビレは出ていませんでしたが、だるさが残る状態でした。
踵骨の矯正をおこない、足根関節の可動性を広げたところ、足はかなり軽くなったそうです。
そのまま左右の肩甲骨と肩関節の矯正をおこない、数分たった時点でシビレやだるさは0になりました。

この方自体の筋肉はとても質がよく、柔らかくて弾力のあるものでしたので、比較的矯正の反応はよい方でしたが、長年の足をかばった状態が続いてしまったので、安定するまでは短い間隔で施術できたほうがよさそうです。




2015年4月17日金曜日

50代 男性 デスクワーク 背部の痛み
13~4年前に右の背中を痛めたそうです。
病院などで、ストレートネックと診断されたそうです。
仕事などが忙しくなると痛みが出始めるそうです。
今回は1ヵ月半前に右肩に痛みが出始め、放置していたら痛みの範囲が広がっていきました。
姿勢を見てみると、頚椎の傾斜が出ており、胸椎にも側弯が出ていました。
さらに詳しく話を聞いてみると、子供の頃から頸の傾きは出ており、写真などの時には毎回指摘されていたようです。
左足首が外反しており、股関節や膝のバランスも崩れていました。
他の整体に通っていたそうですが、筋肉をほぐす事がメインだったそうです。

骨盤股関節膝足首などを調整しました。
その時点で背中のハリは軽減しましたが、部分的なハリは残っていました。
4回目の矯正あたりから背中のハリはだいぶ出なくなりましたが、肩や肘などの問題も出ており、体幹の安定を重視しながらそれらも矯正していきました。
6回目の来院には「すこぶる調子が良い」とのことですが、バランスの崩れた筋肉を再強化しながら、さらに安定した状態を作り、予防を目指している状態です。
カイロプラクティックの矯正がとても有効なパターンですが、今までは状態が安定しなかったそうです。
やはり原因になる部分がどこにあるのか?
それをきっちり調べていく事がとても大事だと思います。

2015年2月5日木曜日

40代 女性 病院勤務 予防など
4年前から、病院のシーツ交換の仕事をされているそうです。
首の痛みが起きたため、リラクゼーションのお店でマッサージを受けたら腰痛になってしまったそうです。
その他、ふくらはぎの痛みなどが起きています。
骨盤の傾斜のバランスが悪いために、O脚が目立ちました。
大転子(太ももの骨の外に張り出した部分)が外側に位置しており、腰椎の前彎がほぼ無い状態でした。
マッサージを受けて痛めた部分は、これらのバランスの緊張を取らずに揉み解そうとした為に、かえって痛みを起こしてしまったようです。

過去に痛めた膝の問題などから来る、左右の骨盤のバランスを矯正しました。
この時点で腰の痛みは軽減したようです。
今後の方針として、腰仙角(腰椎と仙骨の角度)の問題は、矯正をするだけでは改善しきらないのですが、幸にしてスポーツクラブで定期的に運動をされているようなので、運動とあわせて改善していきます。
この文章を書いている時点で、7回目の矯正を終えていますが、仕事のあとに起こっていた肩こりが起こらなくなったそうです。

2014年10月28日火曜日

10代 男性 学生 側弯
今年の健康診断で、側弯の疑いがあるため再検査と言われたそうです。
外科にてレントゲン診断の結果、側彎があるが様子を見ましょうといわれたそうです。
調べてみると、確かに大きな傾きがあり、耳や肩や肩甲骨の左右差が見られました。
全体的にバランスが悪く、やや不安定な感じも見られました。
その他O脚もみられましたが、傷みなどの自覚症状は無いそうです。

大きな怪我などは無く、数年前まで水泳を続けていたが、今現在は何もしてないそうです。
生理的弯曲が大人のそれとは違い、頸部から上部胸椎はフラットでした。
立位と坐位で側弯の状態が大きく変化することから、骨盤股関節の問題を考えました。
O脚もあったので、膝や足首の矯正をしたところ、肩までの高さはほぼそろいました。
身体をくねらせるような癖があり、普段の姿勢も問題があるということなので、状態が安定するまで矯正を続けることになりました。
側弯自体は二次的な問題ですが、成長期のうちに問題をなくすことがベストと思われます。